今回は高校受験の年間計画についてお伝えします。
範囲が広い高校受験はやみくもに勉強しても効果はありません。
計画的に勉強しないと自分の好きな科目に偏ります。
また、計画的に復習を組み込まないとやったことを忘れます。
本格的に受験勉強を始めるこの時期は、これから1年間のイメージをつかんでおくことが大切です。
そして、日々の勉強の計画づくりに生かしていきましょう。
模擬テスト(実力テスト)にあわせて勉強する
4月の新学期に約10か月先の入試を目指して勉強しようと思っても、目標が先すぎて続きません。
そこで学校などで行われる模擬テスト(実力テスト)にあわせて勉強します。
テストがあると思うと、勝手にがんばれますよね。この力をうまく活用します。
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高校受験の模擬テストは少しずつ範囲が広がっていきます。
5月:中1全部
6月:中2全部
7月:中1・2全部
8月:中1・2と中3の前半
こんな感じ。
これにあわせて勉強すれば、夏休みが終わるまでに同じ範囲を3回勉強できます。
こうすることで基礎が固まって秋からの過去問などを使った実践練習にスムーズに入ることができます。
受験問題集の使い方
よく学校では「整理と対策」「新研究」「整理と研究」といった受験問題集が配られます。
中学3年間の内容を1冊で勉強できるとてもすばらしい問題集です。
これを模擬テストの範囲にあわせて勉強します。
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例えば5月の模擬テストの範囲が中1全部なら、この問題集の中1のところをすべて解きます。
模擬テストは毎月1回あります。準備期間は1か月です。
1か月で中1全部を勉強すると考えると、量が多いと感じるかもしれません。
でも、受験用問題集は1学年10単元(10回分)ほどで作られているので、1日1単元やれば10日で終わります。
土日に多めにやれば1週間で終えることもできます。
5教科あるので1週間で終わらせるのは大変ですが、1か月あれば各教科2回はできると思います。
2回目は1回目よりも早くできます。
1回目に曖昧だった問題、間違えた問題に印をつけて、2回目はそこを中心にやります。
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ただ、答えや解説を読んでも歯が立たない問題は今は無視してOKです。
また、苦手な人はA問題(基本)、B問題(実践)とあるうちのA問題だけで大丈夫です。
これを模擬テストごとにやっていけば、夏休みが終わることには3回しっかりとできるわけです。
メインの問題集はこのくらいやりこんでください。
夏休み以降は繰り返し&実践練習
夏休み以降の模擬テストは、毎回、中1~中3の習ったところまで全部となります。
問題集は、
・繰り返す問題(メインの受験問題集)
・新しい問題(追加した問題集や過去問)
を併用して勉強していきます。
この頃は部活を引退していると思うので、勉強時間が確保できると思います。
また、メインの受験問題集は何度もやっているので、短時間で解けると思います。
(でも、毎回ていねいにやってくださいね。雑にやっても意味がありません)
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今回は受験勉強の年間スケジュールでした。
・毎月ある模擬テストの範囲にあわせて、メインの受験問題集をやる(ここがいちばん大事)
・夏休みが終わるまでに基礎を固めて、夏休み以降は新しい問題集や過去問を追加して実践練習をする
という流れでした。
こうすることで全範囲を漏れなく、効率よく繰り返すことができます。
もちろん、人によってもっと早く進める人、じっくりやる必要がある人がいると思います。
そんな場合も今回のお話をもとに年間計画のイメージをつくってみてください。
応援しています^^ 牛込伸幸
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