おはようございます。群馬県高崎市の家庭教師、牛込伸幸です。
前回の「机に向かうコツ」のマインド編(考え方)をお届けします。方法だけでは机に向かえません。考え方を整えて、内側からやる気を高めましょう。
気力は有限。ムダ使いしない
勉強するときの「気力」(やる気・意志力)には限りがあります。
こんな感じで気力は消耗していきます↓
・「今日は何時から勉強しようかな」「何をしようかな」と考える(すぐ決まらないと、ものすごく疲れる)
・「勉強しないと…」と思いながら、スマホでYouTubeを見続けてしまう
・お母さんから「勉強しなさい」と言われてイライラする。ケンカになると、消耗が大きすぎて、もうその日は勉強できないかも
こんなことをしているうちに気力を使い果たして、スマホを見るくらいしかパワーが残っていない状態に。
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気力は有限です。
ムダ使いしないで、大切に使いたいものです。
そのためには、やる時間(順番)とやる内容を決めて、勉強を習慣化してしまいましょう。
最初は大変かもしれません。でも、一度、習慣化してしまえば勝手にカラダが動きます。
朝、学校に行くときと同じです。気がついたら玄関の扉を開けてますよね。
そうなるまでと思って、たんたんとやっていきましょう。
寝る前に「明日やること」をイメージ
「やる時間や順番を決める」「やる内容を決めておく」と机に向かいやすいとお話しました。
これをさらにパワーアップさせるのが、寝る前に「翌日の行動をイメージ」することです。
明日、やることが書いてあるノートや予定表を見ながら「明日は起きたら…」とその日の行動を具体的にイメージします。
すると、朝から迷うことなく活動することができます。
部活から帰って来たら、晩ごはんの前にその日の夜の予定をチェックするのもおすすめです。
晩ごはんを食べてソファに座ってスマホを見ると、急激に「休憩モード」に入ってしまうので。
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もし、うまくイメージできないとすれば、それは「やること」が具体的になっていない証拠です。
イメージできるレベルまで「いつ」「何をするか」書き出しましょう。
例えば「学校の授業の復習をする」では不十分です。
「晩ごはんを食べたら、ミルクティーをいれて、その日の授業の学校のワークをする」という感じです。
受験勉強で問題集を進めているなら「数学の単元10、英語の単元7」のようにページ数がわかるように書きます。
具体的であればあるほど行動しやすくなります。
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最強なのは「毎日、同じ時間に同じこと」をすることです。
・晩ごはんを食べたら、その日の授業の復習に学校のワークをする
・受験問題集を1日1単元ずつする
といった感じです。これなら計画を立てる必要もありません。
5分でいいからやってみよう
やる時間(順番)も決めた、やる内容も決めた。でも、机に向かえない…
勉強が習慣化するまでは、こんなこともあるものです。
そんなときは「5分でいいからやってみよう!」と自分に声を掛けてください。
やってみて辛かったら、本当に5分でやめてもいいんです。
そのくらいハードルを下げてください。
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やる前は大変でも、一度始めてしまえばできるもの。
寒い日の朝も、布団から出れば何とかなるのと同じです。
やる気は「やっているうちに出る」ものです。やる気が出たからできるわけではありません(心理学で「作業興奮」といいます)
「5分でいいからやってみよう」で自分を「ひと押し」してみてくださいね。
やる気にならないときは自習室やカフェへ
ここまでお話してきたことを実践しても、できないこともあります。
そんなときは、勉強に必要なものだけもって、自習室やカフェに行ってください!
席についてしまえば、もう勉強するしかありません。
適度な人の目があるので勉強もしやすい。
しばらく続けると「わざわざ行かなくてもできそう」となります。
でも、また続かなくなったら自習室やカフェに行きます。
もちろん、割り切ってずっと自習室や図書館、カフェで勉強するのもOKです。
ぼくも午後の集中できない時間はスタバでパソコン仕事をすることがありますよ。
使えるものは何でも使って勉強していきましょう。
何とかしたいという気持ち
ここまでいろいろお話してきましたが、机に向かうには、「自分の」何とかしたい!という気持ちが必要です。
人から言われて勉強するようでは、たいして身につきませんし、結局は長続きしません(特に強制された場合)
逆に「なんとかしたい気持ち」があれば、うまくいかないことがあっても、試行錯誤しながら、少しずつ良くなっていくものです。
必ずしも前向きな気持ちでなくても構いません。
「このままじゃ…」みたいな気持ちでもいいのです。
とにかく自分から行動する気持ちが必要です。
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この記事を読んでいるあなたは「何とかしない気持ち」はあるので大丈夫です。
気持ちがなかったら、わざわざ読みませんよね。
どちらかというと、お父さん、お母さんに知っておいてほしいお話です。
もちろん、最初から強制しようなんて思ってないと思います。
でも、なかなかやらないと、焦ってしまって、つい強制的になってしまうものです。
たまにキッカケを与えて、あとは見守るくらいがよろしいかと思います。それ以上は逆効果です。
子どもは子どもなりに机に向かおうと葛藤しているものです(その状態を超えてしまった場合は別の対処が必要ですが)
・・・
今回は机に向かうコツ、マインド編でした。
・気力は有限。ムダ使いしない
・寝る前に明日やることをイメージ
・5分でいいからやってみよう
・やる気にならないときは自習室やカフェへ
・何とかしたいという気持ち
応援しています^^ 牛込伸幸
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