前回は、人は自分で勝手に限界をつくってしまいがち。人の限界ってそんなに低くはないですよ、こんなお話をしました。
そうすると、
「でも、わからないものは、わからないです!」
そう思う人もいると思います。そうですよね。わからないものはわからないです(笑)
では、そんなとき、どうしたらいいか?今回はこんなお話をしますね^^
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問題集を解いている場面をイメージしてみてください。
学校のワークなど問題集は、基本問題→標準問題→発展問題と段階的になっていますよね。
例えば、基本問題がよくわからなかったとします。
そんなときは、気持ちを切り替えて、基本問題に集中します。
標準問題、発展問題は今後の課題と考えて、今は完全無視します。
なかったものと思ってください。
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「標準問題くらい解けないと、テストで…」と思うかもしれません。
焦る気持ちはとてもよくわかります。でも、今は割り切って基本問題に集中です。
標準問題のことは、基本問題ができるようになってから考えましょう。
基本問題をじっくり繰り返しやって、実力がつけば、標準問題が見えてきます。
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ぼくの感覚では、公立中学なら基本問題がしっかりできれば軽く平均点という感じです。
それくらい、基本ができていない人が多いです。
無理やり難しい問題をやって苦しんでいる生徒さんが多いです。
もしくは、答えを見て「なるほどね」程度ですませている人が多いです。
どちらも効果は出ないです。
ですから、焦ることなく基本問題に取り組んで欲しいです。
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わかっていないわけではないけれど、問題を解くと、できたりできなかったり。
この状態で次へ進んではいけません。スラスラできる状態を目指します。
スラスラとは、問題を見たらすぐ答えや解き方の方針が立つ。
途中でエンピツが止まることなくまさにスラスラ最後まで答えが出る。
もちろん、答えもあっている。こんな状態です。
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基本問題に慣れてきたなと思ったら、別の問題集の基本問題を解いてみましょう。
初めて見る問題で正解できれば、かなり理解できている証拠です。
PS.
今回は、基本問題でつまづいてしまったケースについてお話しました。
これは、標準問題、発展問題でつまづいた場合も同じです。
もっというと、標準問題ができないのは、実は基本問題がスラスラできていないから。
こんなケースも多いです。
この場合、標準問題をやるより、まず、基本問題がスラスラできるか?チェックしてみてください。
無理やり標準問題ばかりやってもうまく行きませんよ。
発展問題ができないときも同じです。基本問題、標準問題がスラスラできるか?チェックしてみてください。