おはようございます。群馬県高崎市の家庭教師、牛込伸幸です。
最近はYouTubeなどで授業が無料で見られる時代になりました。クオリティも高い。
でも、その反面、たくさん動画を見ているのに全然成績が上がらないということもよくあります。
そこで今回は、動画の活用法についてお伝えします。
ただ動画を見ているだけで集中していないケースは今回は省きます(これはまた別の機会に)。ちゃんと見ても成果が出ない人向け。
では始めます。
動画を見て勉強した気になる
動画で授業を見ていると、何となく勉強した気、賢くなった気になるものです。
でも、実際に問題を解かないと実力は上がりません。
問題を解くと理解が浅かったこと、わかっていなかったことに気づきます。
(だいたい最初は解けないですよ。これがテストで点が取れない理由)
ここで問題集の解説を読んだり、動画を見直したり、問題集を繰り返したり、同じ分野の別の問題集を解いたりすることで実力はついていきます。
ぼくのなかでは授業を受けている時間は動画でも学校でも勉強時間に入れないくらいでちょうどいいと思っています。
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ぼくが家庭教師をするときは、学校で既に習っている範囲なら、取りあえず問題を解いてもらいます。
できなかったところをその都度、説明します。
人はわからないことを解決しようとするものなので、同じ説明を聞いても集中力が全然違います。
そして、一通り問題を解いたら、手短に体系的に説明します。確認の質問もしながら。
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YouTubeなどを使うなら、問題を解けなかったとき、それを解決するために使うといいと思います。
問題集を解いていて、解説を読んだり、参考書で調べることができれば、わざわざ動画を見たり、授業を受けたりする必要はないわけです。
授業はとにかく時間がかかるので。
1本10分の動画でも、何となく4、5本見れば、あっという間に1時間です。
ほどよい疲れもあって「1時間勉強した」と思うかもしれませんが、実質的な勉強時間(問題を解いた時間)ゼロだったりします。
これ、ぼくもあります。自戒を込めて(笑)
目的意識なくランダムに動画を見ている
YouTubeにはおすすめ動画が表示されます。気になるタイトルがたくさん並んでいるので、つい見続けてしまいます。
でも、こういうつまみ食い的な見方をするのは効率が悪すぎます。
「ここを理解するために」という気持ちで、目的意識を持って見るようにしたいものです。
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特に注意したいのは勉強法の動画です。
見ると勉強できるような気になりますが、これもやはり実行してこそ意味があります。
いろいろな人の勉強法を知っても仕方ありません。むしろ、勉強法や問題集をコロコロ変える原因になりかねません。
勉強法の動画はほどほどにしましょう。
「この人は」と思う人の方針でやっていくのがいちばんいいです。
勉強法がよくぶれる人、すぐに別の教材が気になる人は、だれかに管理してもらった方がいいかもしれません(個別対応のメリットはここにあります)
自分がいいと思って選んだ問題集です。信じてそれをやり切りましょう。
別の問題集が気になる人は、次の問題集でもきっと同じようになります(経験済み・笑)
英語長文、現代文の解説動画がない
YouTubeの動画は短いものが多いので、英語の長文読解や現代文を丸ごと解説しているものは見かけません(本文の著作権の問題もあるのかも)
ここは学校の授業や塾、家庭教師などでないと対応できないと思います。
問題をテスト本番という気持ちで真剣に解いて、解説を聞きます。
答えが合っているか?だけでなく、文章の意味はしっかり取れているか?確認します。
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ぼくが英語の家庭教師をするとき、基礎力のある生徒さんとは、長文読解を中心にやります。
全文、もれなく訳してもらいます。翻訳みたいなこなれた日本語訳でなく、英文を区切りながら、前から意味を取っていきます。
これは実際にやってもらわないと、できるようにならない分野です。個別対応の得意分野です。
一方、英文法や単語、熟語は宿題にして、ミニテストをする程度です(基礎力がない場合はもちろんここからやります)
誰かにチェックしてもらうとブレずに続けることができます。
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今回は動画を見るときの注意点でした。
いいたいことは、問題集を解くことが勉強の中心ということです。
それを解決するためのひとつの手段として動画の授業があるということ。
応援しています^^ 牛込伸幸
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