おはようございます。群馬県高崎市の家庭教師、牛込伸幸です。
「何で勉強しなくちゃいけないんですか?こんなこと覚えたって、将来ぜったい使わないですよ」
生徒さんからよく聞くぼやきです(笑)
たしかにそうかもしれません。方程式や一次関数を直接使うってことはないかも。子どもに教えるときくらい!?
そこで今回はぼくなりの勉強する意味をお話します。
いくつか理由はあると思うのですが、そのなかで大人になって最も現実的に役立つことをお話します。
大人になるための基礎練習
社会に出て仕事をすると、何をするにも最初はわからないことだらけです。
面倒見のいい会社なら先輩が仕事を教えてくれるかもしれませんが、手取り足取りってことはないです。
最初にざっと説明を受けて、あとは見よう見まねでやりながら、わからないことは質問したり、自分で調べたりしながら身につけていきます。
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ちょっと調べればわかることを質問したり、同じことを何度も聞いたりしていたら、煙たがれてしまいます。
厳しいようですがこれが現実です。自分から行動するマインド(心構え)が必要。
自分で会社のマニュアルを読んだり、本やネットで調べたり、メモを取りながら仕事をします。
ぼくも新入社員の頃はポケットにメモ帳を入れてメモしていましたよ。
銀行で働いていたのですが、初日に取ったメモは「ATMに現金をつめる方法」でした(笑)
毎日、すごい勢いでメモがたまるのですが、家に帰ってから見直したり、メモを見ながら仕事をしたりしていました。
自分用マニュアルですね。
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これ、よく考えると学校の勉強と同じです。
学校の授業も学年が進むにつれてだんだんわからないことが出てきます。
そのとき、先生や友だちに質問したり、自分で参考書を読んだり、塾や家庭教師についたりすると思います。
さらにテストで点が取れるレベルになるように問題集を何度も解いて定着させていきます。
定期テストや入試に向けて、目標を決めて、計画を立てて勉強します。
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学校の勉強は質問したり調べたりする環境が整っています。問題集には解答や解説がついています。
でも、社会に出てからの仕事はまず、これといった正解があるわけではありません。答え合わせができません。
やり方もいろいろあります。調べる方法も無数にあります。
本屋さんの参考書コーナーに行って、定番の参考書を読めばOKといった感じではありません。
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学校の勉強は社会に出て仕事をするときの基礎練習になります。
ただ、これは仕事に限りません。家事や育児だって、新しいことだらけです。
まして今はおじいちゃん、おばあちゃんと同居している人は少ないですから、自分で何とかするしかありません(だれかに質問する、頼るのも能力のうち)
充実感のある仕事でもその陰に面倒臭いこと9割
どんなにやりがいのある仕事でも、その陰に膨大な量の面倒臭い仕事があります。
自由そうに見えるユーチューバーさんも10分の動画を毎日アップするために寝る時間を削って企画を考えたり使うものを準備したり編集作業をしていると聞きます。
料理が好きな人もいると思いますが、お母さんがやっているように毎日メニューを決めて、スーパーに買い出しに行って、時間までにごはんを作るのは大変です。
休日に自分の作りたいものを作るのとはかなり違います。
子どものいるご家庭なら毎日の洗濯も大変だと思います。部屋だって散らかります。
このように仕事でも家事でも育児でも、膨大な面倒臭いことをやって始めて日々の暮らしが成り立っています。
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毎日、楽しそうに仕事などをしている人はこういった面倒なことをある程度、楽しむ術(すべ)を知っています。
今日もツラいなあ、面倒臭いなあと思いながらでは続きません。
学校の勉強も好きな科目、嫌いな科目、苦手な科目あると思います。
好きな科目はいいですが、嫌いなこと、苦手なこと、面倒なことから逃げずにやることで、やはり社会に出てからのいい練習になります(できれば楽しむ工夫もしたい)
部活から帰って疲れているところで机に向かう習慣を身につけたり、受験のプレッシャーに対応するメンタルをつけたりといったことも、必ず今後も役立ちます。
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今回は「勉強は何のためにするの?」というお話でした。
こういう話、突き詰めるとキリがないのですが、「まあ、そんなもんかなあ」と思ってやってみてください。
机に向かう習慣ができて、ある程度できるようになると、勉強って楽しいものですから。
たいてい人と比べたりするから、勉強はつまらなくなります。
お父さん、お母さんからのプレッシャーが強くてやる気が出ない人は、ぜひぼくのブログをご両親におすすめしてみくてださいね。
応援しています^^ 牛込伸幸
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