前回は「おいしいごはん、あったかいふとん」というお話でした。
子どもを何とかしようとすることにエネルギーを使うのでなく、環境を整えることにエネルギーを注ぎ込むと、子どもにも家族にも自分にもいいですよ、というお話でした。
そのなかで子どものふとんが乱れていたら、そっとなおしておきましょう、とお話しました。
これ、しつけの観点からどうなの?こう思う方も多いと思います。ぼくもそう思っていました。
でも、これからご紹介することばと出会ってから、考え方が変わりました。
・・・
このことばはぼくが10年以上前に風邪をひいたとき、たまたまお世話になった休日当番医さんの入り口にそっと飾ってあったものです。
おじいちゃん先生が診てくださる昔ながらの診療所という感じの個人医院さんでした。
思わず写メを取ってしまいました。今も玄関に飾っています。
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はきものを そろえると 心もそろう
心がそろうと はきものもそろう
ぬぐときに そろえておくと
はくときに 心がみだれない
だれかが みだしておいたら
だまって そろえておいてあげよう
そうすればきっと
世界中の 人の心も そろうでしょう
円福寺 藤本幸邦
—–
その後、何度か見かけたことがあるので、有名なことばのようです。ぼくが好きなのは、
「だまってそろえておいてあげよう」
というところ。
玄関にクツが散らかっているのを見たとき、子どもを呼びつけてそろえさせるという方法もあります。
でも、呼びつけられたこどもはいい気持ちがしないと思います。素直に片づけられない。
イライラしたり逆切れしたりするかもしれません(笑)
いうことをきかないで無視されてしまうかも(汗)
これでは親もイライラします。
こうあってほしいという期待が裏切られたとき、また、いうことをきいてもらえなかったとき、人はイライラしたり怒りを感じたりすますよね。
で、あれば、ここは気持ちを大きく持って、だまってそろえておくに限ります。恩着せがましく、
「おかあさんがそろえておいたからね!」
なんて野暮なことはいわない(笑)
まずは、玄関をスッキリさせるという環境を整えることを優先する。
・・・
今回は「そっと片づける」というお話でした。
ブツブツと文句をいいながら片づけるのとは、180度違った気持ちになると思いますよ。
誰かがつけっぱなしにした電気もそっと消しておいてあげましょう^^
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