おはようございます。群馬県高崎市の家庭教師、牛込伸幸です。
「そろそろ勉強したら?」
「いい加減、勉強しなさい!」
晩ごはんのあと、子どもが勉強する様子もなく、テレビを見続けていたら、つい言いたくなるものです。
テスト前や受験生の場合は特に。でも、言われた子どもは、
「うるさいなあ~(怒)」
「今、やろうと思ってたのに(怒)」
みたいな反応ではないでしょうか。声に出して言うかは別として。なかにはこんな状況を避けるために、黙って自分の部屋に行ってしまう子もいるでしょう。
では、親が何も言わなければやるかというとそう簡単ではありません。こんなとき、どうしたらいいでしょう?
・・・
「勉強しなさい」と声を掛けたとき、「そうだね」という雰囲気がないなら、言わない方がいいとぼくは考えています。
普通そんな雰囲気ないですよね。あればそんなこと言わないです。
「そうだね」という雰囲気のない子どもに、「勉強しなさい!」と言っても、「うるさいな(怒)」と反発されるだけです。
言っても、プラスになるどころか、マイナスにしかならないなら、言わない方がいいですよね。マイナスだけですから。
しかも、言うことをきかない子どもにイライラして、つい余計なお説教をしてしまうかもしれません。
今まで気になっていた、こんなこと、あんなこと…つもりつもった感情を一気に爆発させてしまうかも。
これでは、子どもはますます頑な(かたくな)になってしまいます。一方、親の方も、怒ってしまった自分のことが悲しく虚しくなるだけです。
「また、言ってしまった」
「なんでいつもこうなるんだろう…」
・・・
「勉強しなさい!」とばかり親に言われていると、子どもは親にいつも見張られている感じがして、家でゆっくりくつろげなくなります。そして、親を避けるようになります。
外食や買い物のときしか寄ってこない。
子どもだって、外ではいろいろなストレスを受けています。家ではリラックスしたいはずです。
・・・
もし、こんな状態なら、まずは、「勉強しなさい!」と言わないと決める。これがおすすめです。言っても、プラスはなくて、マイナスだけだからです。
ポイントは「決める」です。
決めちゃうんだから、たとえ子どもが勉強しなくても、言おうかどうしようか選択肢がない感じです。
でも、勉強しない子どもにイライラがたまって、つい言ってしまうことがあるかもしれません。そんなときは、
「修行が足りないな(笑)」
と反省です。
ぼくも、つい言いすぎたとき、言いそうになったとき、こう考えるようにしています。こうすることで、そう大崩れしなくなります。
この「大崩れしない」ってのが大事だと思っています。完ぺきにはできないものです。
でも、自分で気づいて反省できればいい方向に向かいます。これができないと、自己正当化して泥沼にはまります。
「子どもが悪いんだ」
「子どものためだ」
みたいに。
・・・
今回は「勉強しなさい!と言わないと決める」というお話でした。
勉強に限らず「○○しなさい!」というスタンスをやめると、実は親自身が楽になります。そして、子どもとの関係も少しずつ変わってきます。少しずつですよ。
もし、今、こんな状態だとしたら、まずは、子どもとの「関係を整える」ことから始めていきましょう。
関係が整っていなかったら、どんな言葉も届かないですよね。
次回は、どうして伝わらないとわかっていながら、「勉強しなさい!」といってしまうのか?そんなお話です。お楽しみに^^
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