学校のワークなど問題集は基本問題(A問題)→標準問題(B問題)→応用問題(C問題)とレベル別になっているものが多いと思います。
これ、使い方を間違えると、やってもやっても身に付かない勉強になってしまいます。
でも、そうなってしまっている人が本当に多いです。今回はその対処法。
よくない使い方
例えば、基本問題(A問題)を解いて、答え合わせをして、そこそこ間違った問題があるとします。
よくあるのは、答えを見て「なるほどね~」と思って、次の標準問題(B問題)に進んでしまうことです。
残念ながらこれでは基本問題ができたことになりません。
そして、標準問題に進んだとき、「わからない…汗」となります。
そこで、基本問題に戻ってやり直せばいいのですが、多くの人は標準問題を一生懸命やってしまいます。
難しすぎること、自分のレベルにあっていないことをやるのは、勉強時間に0(ゼロ)をかけるようなものです。
1時間×0=0
100時間×0=0
基本ができていないので、やっていることが噛み合いません。
基本問題(A問題)ができた!の基準
基本問題は全問正解が基準です。
合っているだけでなく、問題を見て1秒で答えや方針が思い浮かんで(あの問題ね~と)、エンピツがすぐに動き出す状態です。
「なんだっけ~。あっ、そうだ!」これはまだダメです。スラスラ感がでるまで続けてください。
基本問題は同じ問題集を最低3回はやりましょう。
それでも、スラスラできない場合は、別の問題集の基本問題を解きます。
応用問題(C問題)の使い方
標準問題から応用問題に進むときも同じです。
標準問題がスラスラ解けるようになってから、応用問題に進みましょう。
ただ、応用問題はできなくてもいいです。
基本問題と標準問題がしっかりできれば、公立中学では「軽く」平均点を超えます(上位3割に入ります)
5教科全範囲で標準問題までしっかりと解ければ、公立高校でいうと進学校に合格できます。
5教科全範囲だから、そうカンタンではありません。
でも、ここは努力(量:時間×質:集中力)でカバーできるところです。
でも、多くの人が応用問題を解きたがります。
点数が上がらないのは、応用問題が解けないからでなく、基本や標準問題で取りこぼしているからです。
基本問題や標準問題を徹底的にやっていると、勝手に応用問題が視野に入ってきます。
あっさり解けちゃうことも。
受験生や夏休みなど長い休みの勉強法
受験生や夏休みのように範囲の広い勉強をするときは、まずは一つの分野の基本問題を全部やるのがおすすめです。
例えば、模擬テストの範囲が中1全部なら、その範囲の基本問題を全部やります。
そして、2周目に基本問題(2回目)と標準問題をやります。
・・・
今回はレベル別の問題集の使い方でした。
PS.
学校の宿題で応用問題まで解くようにいわれたときは、仕方ないので応用問題までやりましょう。
わからないときは深入りしないで答えを書き写します(もちろん、基礎ができている人はがんばって応用問題やってね)
自分の勉強としては、自分のレベルにあったところを繰り返します。
PS2.
そもそも使っている問題集が難し過ぎる場合もあります。
そんなときは、基本から扱っている問題集に切り替えましょう。
中学生なら「くもんの基礎がため100%シリーズ」(5教科各分野)で基本問題を解きまくります。
応援しています^^ 牛込伸幸
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