おはようございます。群馬県高崎市の家庭教師、牛込伸幸です。
これまで「机に向かうコツ」と題して、勉強に取り掛かる方法をお伝えしてきました。これです↓
・やる時間や順番を決めておく
・やることを決めておく
・机の上を片付けておく
・スマホは音を切って別の部屋に置く
・タイマーをセットする
さらに、マインド編(考え方)として↓
・気力は有限。大事に使う
・寝る前に明日やることをイメージしておく
・5分でいいからやってみよう
・やる気にならないときは自習室やカフェへ
・何とかしたい!という気持ち
勉強を習慣化する過程は「ロケットの発射」と似ています。
大気圏を突破して宇宙空間に出るには地球の「重力」に打ち勝つ必要があります。
映像を見たことのある人ならわかると思いますが、ものすごいパワーが必要です。
途中で力が落ちると、地球の重力に引き戻されてしまうので、継続的なパワーも必要です。
勉強に限らず、新しいことを始めるには、そういったパワーが必要です。
机に向かう力、3日坊主を乗り切る継続力。
ということで、今回は「続けるコツ」です。
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机に向かえたら、今度は「習慣化」する必要があります。結論からいうと、そのコツは↓
・1週間単位で勉強する
・勉強時間をゼロにしない
・やること、やったことをノートに記録
・仲間を持つ(先生や友だち)
では、ひとつひとつお話していきます。
1週間単位で勉強する
勉強は「1週間単位」でやるとうまくいきます。
例えば、学校の授業の復習に問題集(学校のワークなど)を解くとします。
毎日、その日の授業の復習をするのですが、部活で疲れて寝てしまったなど、ときにはできない日もあります。人間だもの。
そこで、遅れがあった場合は、土日でカバーします。
1か月単位だと長すぎます。月末に今月の遅れを取り戻そうとしても、たくさんありすぎて追いつかない。
その点、1週間単位はほどよい。週末は学校も休みですし。
こうすれば、気がついたら期末テスト!という事態を防げます。
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ただ、土日でまとめてやることが習慣にならないようにしてくださいね(笑)
1日1日「今日もよくやった」と充実感を味わいながら布団に入りたいものです。
「1日1日の区切り」があって、できないときの対応としての「1週間単位の区切り」があります。
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期末テストや模擬テスト(実力テスト)の勉強も1週間単位で考えます。
自分で立てた予定が順調に進んでいるか?土日に確認します。
そして、遅れがあれば土日に追いつきます。
そのために日曜日は「何も予定を入れない」のもいいと思います。
「予備日」ですね。
順調に進んだのなら、その時間は好きなことをやってもいいわけです。
(期末テストの前や、受験生は1日まるごと予備にするのは長すぎるかも。日曜日の午後を「予備時間」にするくらいがいいかも)
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1週間単位のメリットはほかにもあります。
「今週は乗らないなあ」と思っても、「週末まであと何日」と思うとがんばれます。
学校と同じですね。
また、うまくいかない週があっても、区切りをつけて、また新しい週に向かうこともできます。
「今週はがんばるぞ」
これが1か月だと長すぎるのです。
「気分が乗らないなあ」と思ってから月末まで長すぎて、そのままズルズルと…
勉強は1週間単位、ぜひ試してみてください。
勉強時間をゼロにしない
勉強を習慣化しようとして、軌道に乗りかけた頃、必ずあるのが「引き戻し」です。
先ほどのロケットの話でいうと、地球の重力に引き戻されることです。常にパワーをかけていないと戻されます。
これ、必ずあると思ってください。
部活で疲れたりして「今日はやらなくてもいいかな」と思う日もあると思います。
でも一度、妥協すると、そのあとも「今日も…」となってしまいます。
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そんなときは「ゼロにしない」と思ってください。
その日の予定を全部、終わりにできなくても構いません。
「ゼロにしなければいいよね」
と机に向かってください(机に向かうと、多分、できちゃうと思いますよ)
でももちろん、本当にちょっとで終わってもいいんです。ゼロにしないことが大事なんです。
そうすれば次の日はまたいつものように、できます。
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「ゼロにしない」
ちょっと辛い日は思い出してください。
また、こうするためにも、「やる時間とやることを決めておく」ことが大事になります。
ただでさえやる気がないときに「何をしようかな?」では、できないので。
PS.
「ゼロにしない」と思っても、できないこともあります。
そんなときは「2日連続ゼロにしない」と心掛けてください。
結構、復活できますよ。
また、完全に習慣が途切れてしまった場合は、またやり直せばOKです。
自分を責めずにやっていきましょう。
やろうという気持ちがあるだけすばらしい。
やること、やったことをノートに記録
↑無印のスケジュールノートです
机に向かうコツに「やることを決めておく」というのがあります。
これをスムーズに実行するために「スケジュールを書くノート」を作ることをおすすめします。手帳でもいいです。
やることを決めたらノートに書いておきます。テストの日程なども書き込みます。部活の予定なども書いておくと、勉強の計画を立てやすいです。
そうすれば机に向かったとき、そのノートを見て、すぐ勉強を始められます。
そして、やり終わったら、チェックをつけるか、二重線で消します。
こうすると達成感があります。
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「授業の復習に学校のワークをやる」という場合、1日ごとの予定は立てられません。授業がどこまで進むか?わからないからです。
そんなときはノートの上の方に「授業の復習に学校のワークをやる」と書いておいて、その日「やったこと」をノートに書きます(上の写真)
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このノートを見ると、予定を順調に消化できているか?すぐにわかって、ほどよい緊張感を保つことができます。
自分専用のコーチや秘書さんのような存在です。
仲間を持つ
続けるコツ、最後は「仲間を持つ」です。
ひとりでコツコツ勉強できればそれに越したことはありません。でも、継続するのは難しいものです。
そこで、仲間を持つことをおすすめします。
学校だって、一緒に勉強する先生や友だちがいるから通えているわけです。
部活も同じです。
友だちと一緒だとがんばれる、休むとちょっと恥ずかしい、どちらでもいいので、この力を使います。
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もちろん、一緒に勉強するわけではありません(してもいいですよ)
「最近、こんな勉強してるよ」
と話せる仲間がいると励みになります。
お互いに「今日はこれをする」と宣言して、「昨日はどうだった?」と確認し合うのもいいですね。
軽い責任感のようなものが生じて、机に向かいやすくなります。
ぼくの家庭教師はこの役割が大きいです。毎回「課題できた?」と確認します。
できていなくても別に怒られるとかはありませんが、ほどよい刺激になります。
(できなかったときは、どうしたらできるか?一緒に考えます。だからできないときは、正直に堂々と!?言ってほしい)
希望する生徒さんには、やったことを写真に撮ってラインで送ってもらっています。
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今回は「続けるコツ」についてお話しました。
・1週間単位で勉強する
・ゼロにしない
・やること、やったことノートに記録
・仲間を持つ
勉強は一度、習慣化すれば、楽に続けることができます。
やらないと気持ち悪いくらいになります。
そうなるまでの努力だと思って、やってみてくださいね。
応援しています^^ 牛込伸幸
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