おはようございます。群馬県高崎市の家庭教師、牛込伸幸です。
前回は、順位や偏差値をモチベーションにしすぎないというお話をしました↓
https://ushisense.com/archives/1194
今回は、お父さん、お母さん向けにこのことを考えてみます。
子どもが小さい頃は、できることが増えて、子どもの成長を感じやすかったと思います。
自分でスプーンを使ってごはんを食べることができるようになる、トイレに行けるようになる、くつが履けるようになる…
小学校に入ると、本が読めるようになる、漢字が書けるようになる、計算ができるようになる…
でも、中学生になると、勉強している内容もよく知らないし、テストの順位が上がらないと、全然、成長していないように感じてしまいます。
いつもスマホばっかり見てるし(笑)
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でも、ぼくのように実際に一緒に勉強をしていると、どんな子でも成長を感じるものです。
最初は計算のやり方が滅茶滅茶だったのが(ごめんなさい)、教えればできるようになり、自分でも半分くらいできるようになり、最後はほぼ正解できるようになり…
もしも、なにもやらなかったら、テストは10点も取れないでしょう。
ただ、こうなってもテストの順位はそう変わらないんですね。
それは、ほかの子も同じようにやっているからです。
順位を上げるには、それ以上のペースで進化する必要があります。
もちろん、これは本人の努力などで可能なわけですが、ただやればできるというものでもありません。
順位を保っているのは、がんばっている証拠でもあります。
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ここを理解することなく、成績や偏差値で子どもを評価すると、子どもは苦しくなります。
会社のホワイトボードに営業成績が貼ってあるような状況です。
子どもは常に比較され、評価にさらされています。
これを学校だけなく、家でもやられたら、心がすり減ってしまいます。
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特に、高校受験をするお子さんをお持ちのご家庭(ほぼ全員ですね)、
大学受験をするお子さんをお持ちのご家庭は注意が必要です。
子どもは大人が思う以上に視野が狭いですから、「勉強ができないと…」と思いつめてしまいます。
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ですから、もし、子どものやる気を高め、成績を上げたいなら、いかに気分よく勉強できるようにフォローするか?考えた方が得策です。
プレッシャーをかけたり、お説教をしたら、逆効果になるのは目に見えています。
テニスのダブルスの試合でミスをしたパートナーを罵倒するようなものです。
そんなことしたら、萎縮してまたミスをしてしまいますよね。
トラウマになって辞めてしまうかもしれません。
当たり前のことですが、意外と勉強となると、同じことをやってしまっているご家庭が多いと感じます。
(そうしてしまうお気持ちはとてもよくわかっているつもりです)
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今回は、順位や偏差値をモチベーションにしすぎないの親御さん向けでした。
首都圏の私立の中高一貫「女子校」は定期テストで順位をつけない学校が結構あるそうです。
特に女子は順位を気にしすぎたり、つぶしあう傾向があるからだそうです(インスタでマウンティングしようとする人がいるのと同じ?)
応援しています^^ 牛込伸幸
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