おはようございます。群馬県高崎市の家庭教師、牛込伸幸です。
以前「できることをする」とお話ししました。
基本問題でつまづいたらそこに集中。標準・発展問題は今後の課題と考えて今は無視、こんなお話でした。
今回は、この続編です。
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例えば、中2の計算がわからないとき、「できることをする」で基本問題をやったとします。
もし、それでもわからない場合(あっていたり、間違っていたり、スラスラ解けない場合も含みます)、原因は中1の計算にあることが多いです。
もしくは、小学校の計算がよくわかっていない可能性も。特に、少数や分数が苦手な中学生は多いです。
「ここが違っているよ」と指摘すれば、「あっ、そうか!」となるのですが、スラスラできる感覚はありません。
このスラスラ感がないと、その発展形である中学の計算はできません。
少数や分数の計算に、xやyといった文字、プラス・マイナスといった符号が加わるからです。
道路に書いた幅30センチ白線の上を歩くのは簡単でも、それが崖にかけられていたら怖くて渡れないですよね。極端ですが、そのイメージ。
わかるところまで戻るが近道
数学に限らず、今やっていることがよくわからない場合、わかるところまで戻ってやり直せばいいんです。
中1まで戻っても、小学校まで戻っても全然OKです。
戻るときは思いっきり戻るのがコツ。
ラクラクわかるところまで戻って問題を解きます。
そして、進めていって、あいまいなところ、スラスラ感のないところに出くわしたら、ここからはじっくり、ていねいに、繰り返しやっていきます。
ここを中途半端にしてはダメですよ。徹底的にやりこみます。
ちょっとやって、わかった~!では、ダメですよ。スラスラ感が出るまで繰り返します(くどいけど、ここまでやらない人が多いので)
難しすぎることを無理やりやるのは苦しいだけですが、ちょうどいい難しさの問題を繰り返しやるのは楽しいものです。
これが勉強を楽しくするコツです。
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「そんなことしてたら、いつまでも学校の授業に追いつけないじゃないですか」
そう思うかもしれません。でも、自学自習ならペースは自分で決められます。
のんびりマイペースでやるのでなく、その分野を一気にやります。
そして、わかることが増えてくると、それがつながって、今学校の授業でやっていることがわかってきます。
おすすめ基本問題集
今は超・基礎からわかりやすく説明してくれる教材が数多く出ています。
理解用は、動画ならトライ・イットがおすすめ。動画を見るだけなら無料で登録なしで見られます↓
問題集なら学研さんの「ひとつひとつわかりやすく」シリーズがおすすめ。
例えば中1数学↓
英語は中1~3年が1冊にまとまっているこちらがおすすめ。YouTubeで解説動画も無料で見られます↓
このシリーズは基本以外は省いているので、とてもやりやすい。ここ、すごく大事です!
理解できないときは、例外や発展は無視して、基本だけに集中するのがコツ。
一度に全部やろうとすると消化不良を起こしてしまいます。
学校の授業は教科書の内容を全部、教える必要があったり、生徒さんのレベルがさまざまなのでこういう授業はできないんですね。
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この教材で基本を学んだらすぐに学校のワークや基本問題集で練習します。
「ひとつひとつわかりやすく」にも問題はついています。でも、問題が少なすぎます。これは理解用と割り切ってください。
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問題をたくさん解いて慣れたい場合、おすすめはくもんさんの「中学基礎がため100%」シリーズです。
基本問題がたくさんあって繰り返し繰り返し解けます。これも各教科あります。
例えば中1数学(計算編)
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基本はすごくすごく大切です。また、効率のいい、効果の高い勉強です。
雪だるまをつくるときの最初の固い雪玉みたいなものです。
ここがしっかりしていれば、転がしてどんどん雪をくっつけることができます。でも、ここがしっかりしていないと、雪がくっついてきません。
焦る必要はありません。基礎を固めていきましょう^^
応援しています^^ 牛込伸幸
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