おはようございます。群馬県高崎市の家庭教師、牛込伸幸です。
今回は時間の効率的な使い方についてお伝えします。いわゆる時間術です。
すでにほかの記事でちらほら出てきています。勉強法は結局のところ、時間術的な側面があるからです。
ここでは、今までお話していなかったことを中心に扱います。
やる内容に適した時間帯にする
ぼくはこのブログのような文章をよく書いています。
すごく集中力が必要なので、気力が充実したときでないとできません。
1日の疲れが出てくる夕方や夜には書けません。
・・・
あるとき、夜2時間も3時間もかけて、まとまらなかった文章が、朝やったら30分で書けたことがありました。
このときから、文章を書くような集中力が必要なことは朝やることにしています。
・・・
これは勉強も同じです。
英語の長文読解や数学の応用問題、苦手科目などは、エネルギーレベルが高い朝や午前中にやるといいです。
夕方や夜に無理やりやろうとすると、英文を読んでいて、ちょっと難しいとすぐに眠気が出てしまいます(心が折れる?)
・・・
ただ、数学が好きで夜やっても全然できるという場合は、構いません。
自分の状況で判断してください。
「集中してるな、眠くなってないな」を基準に。
長時間勉強するコツ
テスト前の日曜日は「今日はたくさん勉強するぞ!」と思うものです。
でも、午前中にぶっ続けで3時間勉強したら、疲れて午後は寝てしまった…ということがよく起こります。
これはマラソンでいうと、給水しないで走り続けるようなものです。
・・・
こんなときは、
・50分やって10分休む
・25分やって5分休む
のように、小まめに休憩を取ります。こうすると、疲れを取りながら長時間、勉強できます。
例えば、朝ごはんを食べたら、
・50分やって10分休むを2セット
・ちょっと長めに休憩(30分など)
・50分やって10分休むを2セット
【お昼ごはん】
・50分やって10分休むを2セット
・おやつ休憩(30分~1時間)
・50分やって10分休むを2セット
【晩ごはん】
・50分を1セット
【お風呂休憩】
・50分を1セット
【自由時間・就寝】
これで50分が10セットできます。
・・・
このときタイマーを使ってください。
「作業時間は与えられた時間までのびる」といわれます。
「この時間はこれをするぞ!」と決めて、タイマーをピッと押して始めます。
カウントダウンする様子が、見ているわけではないのに「ほどよい」緊張感を生みます。
休憩時間もタイマーを忘れずに。ピピピッと鳴ったら速やかに戻ります。
・・・
勉強のあとにやることを決めておくのも集中力を高めてくれます。
「16時からの映画を見に行く」と決めると、がんばれそうですね。
雑念を排除する方法
勉強していると「明日の部活の準備しなくちゃ」など関係ないことが浮かぶことがあります。
雑念です。集中力が切れてきたサイン。
こうならないために、先ほどお話したタイマーを使います。
また、手元にメモ帳を置いておいて、そこに気になったことをさっと書くのもおすすめです。
こうすることで「メモしたから忘れても大丈夫」と思えて、今やっていることに集中できます(あとで見るとたいしたことでないことが多い)
「この時間はこれをする!」と決めて、やっていきましょう。これを時間の「ブロッキング」といいます。
疲労をリセットする方法
50分やって10分休むをやっても、だんだんと疲労はたまります。
そこで昼寝を活用します。
昼寝は10分か15分くらいにします。そうしないと、睡眠が深くなって起きられません。
(睡眠の本を読むと30分くらいは大丈夫なようですが、30分寝てしまうと起きられない人が多いです)
疲労をリセットする方法(その2)
昼寝と同じく、疲労をリセットできるのが運動です。
50分やって10分休むの休憩は、ウォーキングなど軽い運動もおすすめです。
10分休憩はスマホで動画などを見ない方がいいです。
脳がむしろ疲れますし、夢中になって戻れないこともあるので。
スマホやゲームは勉強のあとの休憩時間に楽しみましょう。
・・・
ジョギングなど適度に心拍数を上げて軽く汗をかくと疲労を「強力に」リセットできます。
ぼくは夕方や夜に文章を書くなど集中が必要な仕事をするときはジョギングしてひと汗かいてシャワーを浴びることにしています。
受験生のときは、晩ごはんの前に走っていました。
こうすると疲労がリセットできます。朝がもう一度、来る感じです。
スキマ時間を侮らない
英単語や歴史などの一問一答は、長時間やると単調で飽きてしまいます。
そこで、電車や晩ごはんを待つ間、テレビのCMなどちょっとできたスキマ時間に一気に集中してやるといいです。
英語が得意な生徒さんは単語帳をいつも持ち歩いています。
睡眠時間を削らない
睡眠が足りていないと、気力が出ません。パワーが出るはずの朝ですら眠いです。
集中して勉強しようと思ったら、まずは睡眠を整えることを考えましょう。
眠いのをガマンして勉強しても、辛いだけで頭に入りませんよね。
時間がないとき、睡眠時間を削るのでなく、日中の時間を有効に使うと考えてください。
・・・
今回は時間術についてお伝えしました。
・やる内容に適した時間帯にする
・長時間勉強するコツ(タイマーを使う)
・雑念を排除する方法(メモ帳の活用)
・疲労をリセットする方法(昼寝の活用)
・疲労をリセットする方法(その2:運動する)
・スキマ時間を侮らない
・睡眠時間を削らない
時間術の多くは健康法と重なります。今回のお話のいくつかはこの記事で詳しくお話しています↓
応援しています^^ 牛込伸幸
▼自習ができるようになりたい人はこちら。親御さんや社会人の方にも意外と人気
メルマガ(無料)