おはようございます。群馬県高崎市の家庭教師、牛込伸幸です。
前回は定期テストの計画のつくり方についてお話してきました↓
https://ushisense.com/archives/1037
今回は計画を実行するときの注意点です。前回も大ざっぱには説明したのですが、より詳しく実践的なお話をします。
勉強したのに点が取れないという人は今回の内容を参考にしてくださいね。徹底度が違いを生みます。あと一歩です。
間違えた問題に印をつける基準
問題を解いたら間違った問題や曖昧な問題に印をつけます。印をつけておけば、復習や直前の見直しはその問題だけやればいいですよね。
ただこの作業、中途半端にやると逆効果になってしまいます。
印をつけた問題だけ復習するので、本当はやり直しが必要な問題に印をつけない…なんてことも。
そこで絶対できると思った問題以外は印をつけるという基準でやります。
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絶対できるというのは、問題を見たときに1秒で答えや問題を解く方針が浮かぶ、ということです。
そうなっていない問題はまだ繰り返しが必要です。
テストで正解するには、このレベルになっていることが必要です。
そうなっていない場合は、テストではできないか、できたりできなかったりです(残念ながらできないことの方が多いもの)
問題を解いた後、つける印は3つ
自信のある問題以外は印をつけるとなると、ほとんどの問題に印がついてしまうかもしれません。
でも、これが普通です。ここでがっかりする必要はありませんよ。
むしろ自分にはこんなに伸びしろがある!伸びる可能性がある!と思ってください。
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ぼくは3つの基準で印をつけています(印は自分で決めてOKですよ)
・合っていたけど自信がない問題→△
・間違えた問題(答えや解説を読んでわかった)→〇
・答えや解説を読んでもわからない問題→?
点が伸びるのはここ
勉強してるのにテストの点が伸びない…
こんなとき多いのは、?の問題(答えや解説を読んでもわからない)に時間をかけすぎていること。
気持ちはとてもよくわかります。わからない問題を残したくないですよね。
でもその結果、△の問題や〇の問題がおろそかになるとテストの点に結び付きません。
繰り返しになりますが、△や〇の問題はテスト本番ではできないと思っておいた方がいいです。ここが伸びるポイント!と思って最優先で取り組んでください。
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テストは学校のワークなど問題集とまったく同じ問題は出ません。
曖昧な理解や知識では、表現や角度を少し変えただけで答えられなくなるものです。
?の問題は今後の課題と考えて、まずは△や〇の問題をやってみてください。
これができるようになるころには?の問題にも手が届くかもしれません。
※日頃の勉強で?の問題を解決しておくのが理想です。テスト前は時間が限られているので。やっぱり日頃の勉強が大事。
※中学や高校の勉強は完ぺきを目指すと挫折します。できない問題があっても気にしない。その代わりできる問題を徹底的に。
問題につけた印を消すタイミング
この印、できるようになったら消していいのですが、どのタイミングで消したらいいでしょうか?
例えば、昨日ある問題をやって間違ったので印をつけたとします。そして、今日復習してできたとします。
もちろん、このタイミングで消したら良くないですよね。直後過ぎてさすがに覚えてる。
印を消すタイミングは、間を空けてできたらが基本です。
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定期テスト前の勉強なら、最後までつけておいていいと思います。
もちろん、〇の問題(間違った問題)を△の問題(あってたけど自信のない問題)に昇格させるのはOKです。
?の問題(答えを見てもわからない問題)を〇や△にするのもOKです(ぼくは?にマルをつけます)
定期テストの勉強以外では、2週間以上間をあけて、一発で解けた場合は印を消していいと思います(1秒で答えや解き方の方針が浮かぶという基準ですよ)
逆に、印を消すのが心配なら(消すと繰り返しやるサイクルから外れてしまうので)、印を消しゴムで消すのでなく、二重線で消すのもいいと思います。
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たまに全部やり直すのも効果的です。
例えば、夏休みや受験勉強などで久しぶりに問題を解くときは、印のついた問題だけでなく、全部解いて印をつけ直すといいでしょう。
基本から順番に解き直すことで、その分野を思い出すことができます。
直後に繰り返す。一度は覚え切る
問題を解いて間違っていたり曖昧だった問題は、直後にもう一度解きなおしてみてください。
数学ならもう一度、答えを隠して解きなおします。こうすると、本当に理解したか確認できます。
答えや解説を読んでいるとなんとなくわかった気になります。でも、それは怪しいと思った方がいいです。英語長文も最後に読み直してください。
英語や理科や社会の暗記分野も最後に答えを隠してもう一度やると効果的です(1ページ全問正解するまで繰り返すなど)
あとで忘れてしまうのは当然ですが、とりあえずその場で一度覚えきるようにしてください。これを二度、三度繰り返すと覚えます(長期記憶)
前回の復習をしてから今回の内容に入る
こまめに復習をしながら進むのも効果的です。
今日の内容に入る前に、前回、印のついた問題をもう一度復習してから今日の内容に入ります。
忘れ切る前に前に復習することで記憶が定着します。
どんどん先に進みたくなるものですが、目的はテストで点を取ることですから、いろいろ工夫してみてください。
特に、勉強しているのに点数が上がらないという場合、こういった徹底度が低いことが多いです。
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今回は定期テストの勉強を実行するときの注意点をお話ししました。やったらやっただけ成果の出る勉強をしていきましょう。
応援しています^^ 牛込伸幸
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