散らかった勉強スペースが成績を下げる!最低限の環境の整え方

散らかった勉強スペースが成績を下げる!最低限の環境の整え方

おはようございます。群馬県高崎市の家庭教師、牛込伸幸です。

テレビやスマホの誘惑を断ち切って、なんとか机に向かったとします。

でももし、机の上が散らかっていたらどうでしょう?

出しっぱなしの問題集、マンガやお菓子の袋をどかさないと、問題集やノートが広げられない。

これでは一気に「気力」が消耗します。

そのまま、スマホに手が伸びてしまうか、ベットに倒れこんでしまうかもしれません。

・・・

今回はそんな勉強のやる気を下げないための「環境の整え方」についてお伝えします。

もちろん、部屋をいつもピカピカにしておきましょう!ということではありません。

最低限、このくらいやっておけば大丈夫という内容です。

では始めます。

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机の上を片付けておく

繰り返しになりますが、机の上はすぐに勉強できる状態にしておくことが大切です。

見た瞬間、やる気が下がり、片付けているうちにエネルギーを消耗します。

エネルギーレベルが低いときは、この段階で心が折れてしまうかもしれません。

・・・

そうならないように、片づけておきましょう。

問題集とノートが広げられるくらいに片付いていればOKです。

もうなってしまっていた場合は、取りあえず机の上の物を「床の上」に置いてもいいです。

とにかく、さっさと片付けて、勉強を開始することが大切です。

やる気は「やっているうちに出る」からです。

(あとで適切な場所に片付けましょう。ここで片づけを始めてしまうと勉強できません)

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問題集と解答を一緒にしておく

問題を解いて、答え合わせをしようと思ったら「答えがない!」

よくある現象です。

すぐに見つからないとイライラして気力をムダ使いしてしまいます。

・・・

文具メーカーコクヨの2022年の調査では、1日のうち「探し物」に充てている時間は平均13.5分だそうです。

1年でなんと54時間。マル2日以上、睡眠時間を除けば3日以上、探していることになります(個人差が大きいので、片づけが苦手な人はもっと膨大に探していると思います汗)

もったいないし、ストレスも溜まります。

ゼロにはできないけれど、できるだけ減らしたいものです。

こうならないように、解答は問題集に挟んでおきましょう。

プリントは教科書に挟んでおく

問題集の答えと並んで行方不明になりがちなのが「プリント」です。

プリントは先生が通常の教材に加えて特に必要だと思って「わざわざ」作ったもの。

だからテストに出やすい。

プリントを、その都度、適当な場所にしまっておくと、やはり「探す時間」が発生してしまいます。

最悪、なくなってしまいます。

ストレスなくすぐに見つかるように、その教科の教科書やノートなど「決めた場所に」挟んでおくといいでしょう。

先ほどの問題集の答えと同じ「一緒にしておく」「バラバラにしない」ことが大切です。

・・・

学校行事などのプリントは「専用ファイル」を作って保管している人は多いと思います。

とてもいい方法だと思います。

でも、必要なくなっても入れっぱなしにしている人をよく見かけます。

ファイルがパンパンに膨らんで探しにくくなっていることも。

定期的に(金曜日の夜など)必要ないものは捨てるといいでしょう。

・・・

長期で保存するものは「別のファイル」に入れて本棚へ。いつまでもカバンに入れておくのはスペースがもったいないです。

書類整理のスキル(技術)は将来、仕事をするときに役立ちます。

置き勉ルーティン

カバンをできるだけ軽くしたいと、学校に教科書やワークを置いておく人も多いと思います。置き勉ですね。

もちろん、やってもいいのですが、その日、勉強しようと思った教材を持ち帰るのを忘れるとガッカリです。

がんばって探したけど、どうも学校に置いてきたらしい(トホホ)

・・・

こうならないように、「持ち帰るもの」と「置き勉するもの」を決めておきましょう。

毎日、6時間目が終わった後に、その都度、判断してカバンに突っ込んでいると、

必要ない物を持ち帰り、必要なものを持ち帰らないと、なりがちです。

帰り際は「部活に行かなくちゃ!」「友だちが待ってる」と慌ただしいですからね。

・・・

ぼくは、学校の授業があったら、その日の夜に学校のワークを解くことをおすすめしています。

ですから、5教科の教科書、ノート、ワークは毎日持ち帰ることをおすすめします(資料集的なものは除きます)

学校の引き出しやロッカーを持ち帰るものと、置いておくもので場所を分けるのもいいですね。

こうすれば、持ち帰るものゾーンのものをカバンに入れて、さっと帰れます。

筆箱をスッキリさせる

マルつけをしようと思って、赤ペンを探すんだけど、なかなか見つからない。

イライラしますよね(経験あり笑)

筆箱にものがたくさん入っていると、こうなりがちです。

知らず知らずのうちに赤ペンが何本も入っていたり、めったに使わない文具が入っていることもあります。

・・・

こうならないために、筆箱は「必要最低限」を心がけましょう。

めったに使わない文具(コンパス、三角定規、たまに使う色のペンなど)は別の筆箱に分けておくのも手です(第二筆箱)

赤ペンが切れたときの予備を確保

「マルつけをしようと思ったら赤ペンのインクが切れていた」

「シャーペンの芯がない」

「消しゴムがない」

これも勉強の流れを止めて、集中力が一気に途切れます。

こうならないように、予備を確保しておきましょう。

・・・

机の引き出しに専用の場所を作って、赤ペンのインク、シャーペンの芯、消しゴムなど、よく使うものの予備を置いておきます。

こうするとインクが切れたときなど、スムーズに対処できます。

そして、予備を使ったら手帳やメモ帳に書き留めておいて、学校帰りなどに買ってきます。

こういうことは、将来、仕事や家事をするときにとても重要な能力です。

商品がよく切れているコンビニは足が遠のきますよね。

問題集の置き場所を決めておく

本棚を見ると、教科書や問題集、マンガなど、いろいろなものがゴチャゴチャとあちこちに置いてあることがあります。

もう使わない小学校時代の教科書まで入っていることも。

(ぼくも中学生の頃はひどかった笑)

これでは学校に行く準備をしたり、問題集をやろうと思ったときに、探すのに時間がかかります。イライラもします。

・・・

そうならないために、教科書や問題集の「置き場所」を決めておきましょう。

例えば、

・学校で使う教科書、ワーク、ノートは本棚の一番上の段

・自習で使う問題集は二段目

・調べ物で使う辞書は机の上

こうすると、探し物がすぐに見つかって、片付けるときも判断に迷いません。

・・・

トヨタ自動車の工場は、物の置き場所をキッチリ決めています。

工具、ひとつひとつを置く場所まで。

こうすることで、生産性を高めているんですね。

ここまでする必要はありませんが、自分が快適に過ごせるくらいには整えたいものです。

・・・

マンガや小説など、勉強以外のものは「別の本棚」に入れるのがおすすめです。

勉強しているとき、視界に入らない方がいい。

以前、担当した生徒さん(受験生)は、マンガを置いた本棚に「読んだら落ちます!」と張り紙がしてありました。

思わず笑ってしまいました。

でも、部屋に入るたびにこの張り紙が目に入って、返ってストレスになるのでは?と思いました。

冷蔵庫にプリンを入れておいて「食べたら太ります!」と張り紙をしておくようなものです。

読まないと決めたなら、段ボール箱に入れて、押し入れにしまうなどした方がいいですね。

もしくは、勉強部屋でなく、リビングに置くなど。

(この生徒さんは受験が終わるまで段ボール箱に入れることにしました。やはり張り紙を見てガマンしていたそうです)

カバンには必要なものだけ

本棚の次はカバンです。

カバンも知らず知らずのうちに、物が多くなってゴチャゴチャしがちです。

たいして使わないものをカバンに入れて、毎日学校に行っていたら、体力と気持ちを浪費します。

金曜日などに一度、カバンの中身を全部出すのもいいですね。

カバン「リセット」です。

・・・

毎日、学校の授業の復習をするために、こんなルーティンもおすすめです↓

・教科書やノート、ワークなどをカバンから出して机に積む

・1科目ずつワークを解く

・解き終わったら本棚の所定の場所に片付ける

・全部、片付いたらその日の勉強は終了

床に物を置かない

ぼくは中学時代、部屋が散らかり放題で、探し物の時間が多く、自分の部屋が好きではありませんでした。

「このままではマズイ」と思って受験生の夏休みに工夫しました。

そのときに「これだけは」と決めたのはこんなことです。

ここが整っていれば、おおむね「ごきげん」で勉強できます。

・机の上に勉強するスペースがある

・問題集などの置き場所が決まっている

そして、最後が

・床に物を置かない

床に物が置いてあると、またがないと机にたどり着きません。

イスを引くにも床の物をどかさないといけません。

逆に、床に物がないと気分がすごくいいです。やる気アップします。

・・・

このことに気づいてから(多分、テレビで見た)、床に物を置かないように心がけています。

一時的に、机の上の物を置いたり、買ってきたものを置いてしまうこともありますが、

できるだけ速やかに片付けるようにしています。

習慣化すると床に物が置いてあると気持ち悪くなります。

習慣パワー、偉大です。

・・・

今回は勉強部屋の環境を整えるというお話でした。まとめると、

・机の上を片付けておく
・問題集と解答を一緒にしておく
・プリントは教科書に挟んでおく
・置き勉ルーティン
・筆箱をスッキリさせる
・赤ペンが切れたときの予備を確保
・問題集の置き場所を決めておく
・カバンには必要なものだけ
・床に物を置かない

応援しています^^ 牛込伸幸

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牛込伸幸

学校の授業がわからない、机に向かえない、勉強しているのに成績が上がらない… こんなお悩みを持つ生徒さんを特にぼくは応援しています。
1973年生まれ。群馬県を中心に中学生(5教科)、高校生・既卒生(英語・現代文・小論文・AO推薦対策中心)の家庭教師を10年以上しています。趣味はジョギングとスーパー銭湯です。

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