おはようございます。群馬県高崎市の家庭教師、牛込伸幸です。
「あんなに勉強したのに…」
こんなお悩みを持つ生徒さんに勉強した内容をきいてみると、ノート整理にかなりの時間をかけていることがあります。
ノート整理とは、学校の授業ノートを自分でもう一度まとめ直したもの。
もちろん、これも有効な勉強法です。でも、やり方を間違えると、単なる自己満足になってしまいます。全然、結果に結びつきません。
何でわかるかって?それは、ぼくがやっていたからです(笑)
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ぼくは中学生の頃、定期テストの前に社会と理科のまとめノートを作っていた時期があります。
最初は学校の授業ノートを参考に自分なりにまとめ直したり、補足を書き込んだりしていました。
でも、だんだん学校のノートを清書しているだけに…これでは単なる「作業」です。
脳が汗をかくような考える勉強になっていないので結果につながりません。
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ただ、このノート整理、やったあとの充実感がすごいんです。
ここが落とし穴。
きれいに書かれたノートができる。時間もかかるし手も疲れる。今日は勉強したなあという気分になります。
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ノート整理に夢中になると、勉強したことを理解したり、覚えたりすることより、ノートを仕上げることが目的になってしまいます。
もしかすると、心のどこかに問題を解くことから逃げる心理があるのかも。
解けるようになってから問題をやろう、覚えてから問題を解こうみたいな。
問題を解くことは、今の自分の実力と向き合うことになります。できなかったらショックです。
そんな気持ちが問題を解くことを先送りさせてしまうのかも。
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では、どうしたらいいでしょう?
もし、このままノート整理を続けるなら、ノート整理のあとに問題を解きます。
例えば、社会のノート整理をするなら小まめに問題を解きます。
定期テストの範囲のノート整理を全部やって、それから問題を解くと、そのときにはもう忘れてしまいます。
問題集のひと単元、ノート整理をしたら、その直後に問題を解きます。
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ただ、この方法もやはりノート整理を全部するので、膨大な時間がかかります。
定期テスト前にやるなら、早めに準備を始める必要があります。
ぼくは中3受験生になったとき、この方法(ノート整理→問題集)をやめました。
受験生はテストが多いので時間が足りなくなったからです。
でも、ノート整理をしないで最初から問題集をやっても全然大丈夫でした(今までのあの膨大な時間は何だった?と思った笑)
もちろん最初は問題を間違えまくります。でも、その後問題集の解説を読んだり、教科書やノートで調べたりして、さらに繰り返し問題を解くことでできるようになりました。
(これはそもそもノート整理をしていたときもやっていたこと)
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試行錯誤して、ぼくが実際にやったのは、ノート整理にメリハリをつけることです。
問題を繰り返し解いても、どうも理解できない、覚えられない。そんなときだけノート整理をしました(暗記カード風)
例えば、江戸時代の三大改革
享保の改革(徳川吉宗)
↓
寛政の改革(松平定信)
↓
天保の改革(水野忠邦)
※これをテスト直前に繰り返しチェックすると最強。特に入試直前。
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これと並行して、ノート整理が必要ないように学校の授業ノートの取り方を工夫します。
まず読みやすい字で書くこと。
学校の授業ノートは何度も見直したり、わからないことを調べたりするものです。
字が汚なすぎて読む気のしないノートを取っていると、ノート整理をしたくなってしまうかも(ぼくはこれでした笑)
また、補足を書き込みやすいように、ノートは余白を十分に取ります。
こうした考え方を持っていると、学校の授業に集中できます。いい加減なノートを取っていると、その分、家での作業が増えてしまいますよね。
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今回はノート整理に注意というお話でした。とにかく問題を解くことが大事です。
応援しています^^ 牛込伸幸
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