今日と明日、群馬県では公立高校の後期入試が行われます。公立高校のメイン入試です。
今朝、ウォーキングをしていたら、お子さんを乗せたクルマを何台か見ましたよ。
今お子さんを送って行ったところという方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、お子さんが帰ってきたとき、どう接したらいいかお話します。
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入試は明日もあるので、対処法を間違えると、明日のテストに悪影響です。
良かれと思って、逆に子どものやる気を下げていることも多いので。
これから受験という方には予習的になります。また、日頃のテストのあとにも使えます。
「どうだった?」ときかない
やってしまいがちだけれど、気を付けたいのはテストの出来を根掘り葉掘りきくことです。
子どもが自分から話してきた場合は、存分にきいてあげてほしいのですが、こちらからはきかない方がいいです。
「普通~」
といって、スルーしてくれることもありますが、気分を害してその後の勉強に支障をきたすこともあります。
「疲れたでしょ?おやつでも食べる?」
このくらいでいいと思いますよ。
ここで子どもが話したければ何かいってくるでしょうし、話したくなければそのままになります(おやつを食べる)
「できなかった」と子どもがいったとき
「結構できたよ」と子どもがいったときは「よかったねえ。がんばってたからね」でOKです。
「油断しないで!」こう強めにいうと、反発されてしまうかもしれません(「そんなのわかってるよ。うるさいなあ~」)
もう入試前日ですから、今からどうこうはできません。
気分よくテストを受けられることだけを考えます。
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逆に「できなかった」とお子さんがいったときは軽くフォローしておきます。
「どこができなかったの?」と深堀りする必要はありません。
もうその科目は終わっているので意味がないです。
「できたと思ったときは、みんなもできているし、できなかったと思ったときは、みんなもできないものだよ」
こんな感じでいいのではと思います。
ただ、これは気休めではなく真実ですよね。ですからテストの出来不出来の感触はあまり意味がありません。
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テストはアンケートのようなもので、できるものはできるし、できないものはできません。
今までやってきたことがただ出るだけです。
よく「数学で失敗した」という話をきくのですが、それは答えを見たらわかったということで、実際に解けるのとは全然違います。
あとで思いついたというのも同じ。
テストとは、問題を見たときに「ああ、これね」と思って解けるかの勝負です。
あとで思いつくというのは、まだその段階まで至っていなかったということです。
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ですからお子さんが「数学、失敗した。こうだった」といったときは、「そんなもんだよ。ママもよくあったよ。悔しいよね~」と返してあげるといいと思います。
決して「何やってんのよ!」といってはいけません。
(たまに見かけますよ。ほほ笑ましいなあと思ってしまいますが、子どもにとってはショックなので避けましょう)
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今回は、2日続く入試の1日目が終わったときのお話でした。
「明日の入試を気持ちよく受けられるように」がポイントでした。
終わったテストのことをお子さんがグダグダいっていたり、参考書で調べているのを見たら、
「今からやっても1点も上がらないよ。明日の勉強した方がいいんじゃない」
と明るくたしなめてあげてください(言えそうな雰囲気がある場合だけ)
あと、夜に地方局で解答速報があるとか、翌朝の新聞に解答が載るとかありますが、見ないようにしてください。
やりたければ全部、終わった後で。
PS.
親御さんも緊張するものです。
何もしないと余計に緊張するので、仕事や家事でもしていた方がいいですね。
ぼくもこうしてメルマガを書いています。
応援しています^^ 牛込伸幸
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