中学生のとき歴史はできた。でも、高校生になったら日本史が頭に入って来ないし、覚えきれない。これ、よくある話です(世界史も同じ)
これは覚える情報量がグンと増えたからです。
1日10個なら英単語を覚えることができても、50個だとペースが早すぎて覚えきれない。こんなイメージです。
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学校の日本史の授業は年代順に基本的な知識から細かいところまでひと通り説明していきますよね。だから情報が多いんです。
しかも、授業は聴いていてわからないってことはないと思います(少なくともわかった気にはなる)。
もし復習しないでテスト前に勉強を始めたら、教科書やノートを読み直しても「頭に入ってこない!覚えられない!」となってしまいます。
定期テストでもたいして勉強しないで無難に乗り切っていたら、大学受験で痛い目にあいます。
範囲も広いし細かいところまで出るし。やってもやっても空回りする感じ。
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今回はこんな状況になってしまった人に日本をやり直す方法をお伝えします。
大丈夫です。ちゃんと手はありますから。
もちろん、今、日本史を学校でやっている人にも使えます。むしろこの段階でこの方法を使えば最強です。
日本史のやり直しには『金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本』
自分で日本史を勉強するとき、頼りになるのは教科書やノートだと思います。教科書は山川出版の詳説日本史でしょう。
この教科書はすごくよくできています(誰もが認めるところ)。でも、あれだけの情報量をコンパクトに1冊にまとめているので、基礎ができていない人が読んでも頭に入ってこないのです。
こんなときこそ、参考書の出番です。そこでおすすめなのが、金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本【改訂版】
この本は細かいことは省いて、タイトルの通り日本史の「流れ」がつかめるように書かれています。
この参考書を勉強して流れを理解して、基本用語を覚えたうえで山川の教科書を読めば、すんなり理解することができると思います。
しかもCDで講義もついています。
内容はほぼ本文と同じですが、電車の中などで何度も聞くことで頭に入ってきます。これを活用しない手はありません。読むより断然、楽です(英単語と同じ)
参考書の使い方
具体的な使い方です。
この参考書は講義スタイルの説明のあと、板書にあたるまとめがついています。
このまとめを見て、それを先生のように自分で講義してみましょう。それができなかったら理解できていないってことですから、該当箇所を読み直します。
また、まとめの部分は赤フィルターで隠すと重要用語が消えるようになっています。それを問題集代わりに使います。
さらに、できる人は、説明のところを読みながら自分でまとめを書いてみます。
よく、ノート整理はよくないと言われますが、これはいいノート整理です(よくないのは、学校のノートを写すだけの作業的なもの。自己満足で終わります)
ここまでやって、仕上げに音声講義を聞くのもいいでしょう。
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これが終わったら、そのまま山川の教科書を読んで問題集を解きます。間を空けてはダメですよ。忘れちゃうので。
問題集は教科書に沿った単元別の基本問題集をします(学校で配られると思います)
受験用の問題集だと、ひと単元の範囲が広いのでこまめな復習に向きません。また、難しすぎて対応できません。
今は基本的な用語を覚える段階です(教科書の太字レベル)
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ここまでやればかなりいいのですが、それでも忘れてしまいます。そこで復習を追加します。
次回、新しい単元に進むとき、今回の復習をしてから今日の内容に入ります。
こうして着実に理解しながらできているという感覚をつかみながら進んでください。
もし、その感覚が乏しい場合は、さらに繰り返しの徹底度を上げます。
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今回は大学受験の日本史についてでした。日本史に限らず暗記科目全般に通じる方法です。
入門的な参考書を読んで、基本問題の入っている問題集をするってことです。あとはその繰り返し。
日本史は一度、覚えてしまえば楽しくなります。テストがクイズ番組みたいに。
また、入試では安定的な成績が期待できます。知ってるか知らないかのアンケートみたいなものですから。
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