おはようございます。群馬県高崎市の家庭教師、牛込伸幸です。
今回は日頃の授業の復習から定期テストの勉強まで通した勉強法を英語に絞ってお話しします。
中間テストや期末テストは範囲が狭いとはいえ、テスト前の勉強だけでは対応しきれません。
逆に、日々の授業の復習からテスト勉強まで一貫した方法で勉強することで、効率よく実力をつけて、テストでいい点が取れるようになります。
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英検や模擬テスト、入試は初めて見る英文を読んで答える必要がありますが、定期テストの場合は教科書の本文から出るので対策がしやすいです。
特に英語が苦手な人はまずは定期テストの勉強をがんばりましょう。
英語の勉強は同じ文章を何度も訳したり、音読したりして自分のものにすることが大切です。その教材に教科書は最適です。
定期テストの点数も上がって英語の実力もつく。まさに一石二鳥の勉強法です。
学校の授業の復習
まず最初は日頃の学校の授業の復習法から。
教科書の英文を訳せるようにする→音読できるようにする→日本語訳を見て英文を書けるようにする→問題を解くの4ステップです。
【ステップ1】教科書の英文を訳せるようにする
●サブノートを作る
最近は教科書の本文や単語を書いたサブノートを使う学校が多いです。このノートに授業で習ったこと、自分で調べたことを書き込みます↓
サブノートがない場合はノートを作ればOK。高校生は文章が長いので教科書の英文をコピーしてもいいでしょう。
●教科書ガイドで調べてもOK
英文の訳し方は学校の授業でやってくれますが、よくわからなかった場合は、教科書ガイドを使うと便利です。
単語の意味、英文の説明、本文の日本語訳が載っています↓
教科書ガイドは学校で使っている教科書にあったものを選んでくださいね(ネットで買う場合は最新版かも注意)↓
●教科書には何も書き込まない
サブノートにはどんどん書き込みますが、教科書には何も書き込まないようにします。
単語を覚えたか、本文を訳せるようになったか、何も書き込みのしていない教科書でチェックするためです↓
意味の書き込んであるサブノートを読んで勉強を終わりにしてしまっている人が多いです。でも、これではテストで点になりません(これ、見たことあるけど何だっけ?で終わってしまう)
必ず覚えたかどうか何も書き込みしていない英文でチェックしてください。
サブノートを見ながら訳したら、次に書き込みしていない教科書で訳してみる。覚えていない単語、文法的に訳せない英文があったら、またサブノートを見る…この繰り返しです。
●英単語を覚える
英単語は英文のなかで覚えるのが基本ですが、並行して単語だけで覚えると相乗効果を発揮します。
英単語はまずは英語→日本語を覚えます。これがある程度できたら次は日本語→英語を覚えます。
先ほどのサブノートに英単語の欄があればそこを使います(ない場合は自分で作ればOK)
これをただ眺めていても覚えられないので、答えを隠してクイズします。1単語ずつ英単語を見たら日本語訳を言う→カードをずらして答え(日本語訳)を確認。
1単元の単語が全問正解できるまで繰り返します(多すぎる場合は単語の数を減らしてOK)
とりあえず一度、覚え切ることが大切。
もちろん、これでテストまで覚えていられるわけではありません。でも、ここで一度、覚え切っておくことが大事です。
そうすると、テスト勉強でスムーズに暗記できます。
覚え切らないうちに終わりにしてしまうと、それを何回やっても覚えられません。必ず一度、覚え切るようにしてください(何度もごめんなさい。でも大事なことなので)
【ステップ2】音読する
英文の意味がとれたら次は音読です。ここで体に染み込ませます。
音読はただ英文を発音するだけでは効果はありません。必ず意味をとりながらやってください(英文を音読すると同時に意味もわかっている状態)
サブノートを見ながら音読→書き込みのしていない教科書を見ながら音読とその日の勉強の仕上げに最低3回は読んでください。
●音声を使う
教科書の英文が収録された音声があれば積極的に活用します。
発音できない単語は覚えられません。音声をマネして練習します。
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音声はリスニングにも役立ちます。
サブノートを見ながら音声を聴いて、聴くと同時に意味が取れるまで繰り返します。
これができたら、書き込みのしていない教科書で同じことをします。
最後は何も見ないで音声を聴いて意味をとります。
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音声に続いて、英語を発音するシャドーイングも効果的です。
これは英文を聴き終えてから繰り返すのでなく、少し遅れて同時にマネしていく方法です。影(シャドウ)のようについていって発音していきます。
リスニングの勉強法として有名です。
【ステップ3】日本語訳を英文にする(英作文)
最後の仕上げは英作文です。日本語訳を見てそれを英文にします(ここは、できる人だけでいいですよ。でも、これが最強の勉強法)
マル暗記したものを書くのでなく、どうしてこういう英文になるのか確認しながら書きます(最初はマル暗記的になってもOK)
学校のテストは英文の穴埋め問題がよく出されます。これができれば完ぺきですね。
サブノートを作るときは、英作文がやりやすいレイアウトにします(英文と日本語訳が別の場所に書いてある)↓
教科書ガイドの日本語訳を見て、それを英文にするのもいいですね↓
【ステップ4】問題を解く(学校のワーク)
最後に学校のワークなど教科書にあった問題集を解きます。
問題を解くことで、本当に理解しているか?覚えているか?を確認できます。
学校のワークがない場合、余裕がある場合は市販の問題集を使います↓
定期テストの勉強法
ここまで、日頃の授業の復習についてお話していきました。
1.教科書の本文の意味をとる(英語→日本語)
2.音読する
3.教科書の英文を書く(日本語→英語)
4.問題を解く(学校のワーク)
というお話をしてきました。定期テストの勉強はこれを3回繰り返します(これだけ)
そして、仕上げに学校でよく配られる予想問題プリントをします。
ない場合は先ほどご紹介した教科書にあった問題集を買ってきてやるのもいいと思います↓
今回は日頃の学校の授業の復習から定期テストの英語の勉強法についてお話しました。
日頃の学校の授業でこれを1回やっておいて、同じことを定期テスト前に3回繰り返す(覚え切る)というイメージです。
定期テストの計画の立て方はこの記事でお話しています↓
応援しています^^ 牛込伸幸
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