今回は「春から受験生」というあなたに受験勉強の始め方をお伝えします。
定期テストと違って、入試は範囲が広いので(何せ中1~中3まで全部)「どこから手をつけたら?」となりがちです。
これを知るとスムーズに受験勉強に入れますよ。
【その1】勉強の習慣化(基礎体力づくり)
「定期テストの前は勉強しているけど、日頃はあまり勉強していない」という人が多いです。
まずは日頃の勉強を習慣化して行きましょう。
部活でいえば基礎体力づくりです(ランニングや筋トレ)
運動部に入ってすぐは練習に耐えられるだけの体づくりをまずはしますよね。
それと同じです。
そのための方法を以下、ご紹介します。
【その2】やることを決める
机に向かうには「やることを決めておく」のがいちばんです。
「今日は何しようかなあ」と考えると、それだけでエネルギーを消耗してしまいます。
すぐに思いつかないと、そのままスマホに手が伸びてしまうかも。
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今日は「数学の問題集の方程式の単元をやる」と具体的に決まっていると、机に向かったときにすぐに始められます(机にもすんなり向かえる)。
計画の立て方は今後、具体的にお話していきますが、各教科メインの問題集を1冊決めて、それを順番にやっていくといいと思います。
学校で「整理と対策」「新研究」「整理と研究」といった受験用の問題集が配られると思います。
そんなのを使っていけばいいんです。
【その3】毎日のパターンを決める
「今日は何時から勉強しようかなあ」
こう考えると、なかなか机に向かえないものです。
「このテレビ観てから」とか「この動画観てから」となってしまいます。そして、ズルズルと…
時間が来たら自動的に机に向かえる毎日のパターンを決めてしまいましょう。
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例えば、
19:00学校・部活から帰宅。晩ごはん
19:30~21:30勉強(50分やって10分休憩)
21:30~22:00お風呂休憩
22:00~23:30勉強((50分やって10分休憩)
少しリラックスして24:00に寝る
これで4時間、勉強できます。
晩ごはんを食べて休憩すると、急激に眠くなったり面倒くさくなります。
ごはんを食べたらそのまま机に向かうのがコツ。
上記のように時間をキッチリ決めるのなく、
・晩ごはんを食べたら2時間勉強
・お風呂に入って2時間勉強して寝る
みたいな方法でもいいと思います。
最初から4時間はできないかもしれませんが、1時間でも2時間でもいいので、毎日同じ時間やパターンで机に向かうようにしてみてください。
きっと習慣化します。
短い時間から始めるとき、テレビや動画を観る前に勉強するようにしてください。
あとでやろうと思ってもできないし、できたとしてもすごくツラいです。
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1時間できれば2時間、2時間できれば3時間…と少しずつ増やすことができます。
ゼロから最初の1時間(30分でもOK)がいちばん大変です。
【その4】定期テストと模擬テストの配分
受験生は二刀流を身につける必要があります。
定期テスト対策と模擬テスト(実力テスト)対策の2つです。
日頃は授業の復習と受験勉強
日頃は学校の授業の復習と受験勉強(模擬テスト対策)をします。
先ほど作ったパターンを使うなら、前半は授業の復習、後半は受験勉強という感じで分けるといいと思います(順番はどちらでも)
定期テスト前はそれに集中
そして、定期テスト2週間前からは、受験勉強は一旦ストップして、今まで通り定期テストの勉強に集中します。
高校受験は通知表が大事です。
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1・2年生の頃は日頃は1、2時間で定期テスト前は3、4時間などと、勉強時間にバラツキがあったと思います。
でも、受験生はいつも同じ勉強時間という感じになります。
大変そうだなと思うかもしれません。
でも、受験という締め切り効果もあるし、周りも勉強するので、そのうち慣れてしまいますよ。
【その5】部活との両立。授業を大切に
部活を引退するまでは、勉強との両立がカギになります。
1・2年生の頃のように、部活から帰って疲れて寝てしまう…という状況では、それに応じた結果しか出ません。
毎月ある模擬テスト(実力テスト)と定期テストをいい意味で励みにして、勉強していきましょう。
(詳しくは今後、お話しますが、模擬テストの範囲にあわせて勉強するのがコツ)
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とはいえ、授業の復習と受験勉強を両立するのは大変です。
ここで大事なのは学校の授業です。
人間、時間が足りないと思うとがんばれるものです。
「授業中に理解してやろう」とがんばる生徒さんが多いですよ。
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今回はスムーズに受験生になるためのポイントをお話しました。
1.まずは勉強の習慣を身につけて勉強時間を確保すること。
2.そのためにやることを決めておくこと。
3.机に向かう時間やパターンを決めておくこと。
4.定期テストと受験勉強を両立すること。
5.学校の授業を大切にして、時間を生み出すこと。
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詳しくはこのブログでまたお話していきます。お楽しみに^^
応援しています^^ 牛込伸幸
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