おはようございます。群馬県高崎市の家庭教師、牛込伸幸です。
今回は英語をゼロからやり直すというお話です。
主に英語が苦手な中学生に向けてお話しますが、これから英語を勉強する中学1年生にも役立つ記事です。
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英語は勉強を始めても、テストで点が取れるようになるのに時間のかかる科目です。
数学なら「計算」を集中的に勉強すれば、「計算」はすぐに点数を取ることができます。
理科や社会も特定の分野を勉強して、それが出れば点数が取れます。
理科の計算系が苦手でも、生物で点を取ることができます。
でも、英語はそうはいきません。
どんな英文を読んでも、いろいろな単語や文法がランダムに入っているので、一定の基礎ができるまでは、勉強しても結果が出ないんです。
受験生の場合、高校受験の模擬テスト(実力テスト)を受けると、20点、30点になってしまうと思います。
しかも、合っていた問題も、ちゃんとわかって解いているわけではありません。
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そこで今回は、テストで点が取れる「一定の基礎」を身につける方法を具体的にお伝えします。
ただ、やりきるには一定の勉強量が必要です。でも、やれば必ず点数が取れるときがきます。
そんなに難しいこと、無茶なことはいいません。
途中で「わかるようにならないなあ」と思っても、あきらめずにやり切ってくださいね。
無駄を省いた必要最低限のことをお話しますから。
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では具体的に。まずは英単語と文法を並行して進めます。
英検4級パス単
単語は英検4級の「パス単」を使います。3級(中学卒業程度)からやると、基本単語の抜けができてしまいます。だから4級。
特に「動詞」からやってください。
英単語は単語帳を眺めていても覚えられません。日本語訳を隠して、英単語の意味がわかるか?クイズしていきます。
また、覚えるには繰り返しも必要です。覚えてもどんどん忘れるからです。やり方はこの記事を読んでください↓

「中学英語をひとつひとつわかりやすく」
英文法はこの問題集を使います。ただ、最初から全部やる必要はありません(量が多すぎる)。英語の超基礎(不定詞の前)までをやります。
この本は細かい話は省いて必要なことだけを、わかりやすく説明してくれています。イラストが豊富で読みやすいです。
左ページの説明を読んで、右ページの問題を解いていきます。
左ページの問題を読んでわかったつもりでも、右ページの問題は解けないものです。
そうしたら、左ページの説明を読み直します。
こうすることで理解しながら進めることができます。
1ページ解き終わったら、付属の音声を使って音読して仕上げとします。
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今回お話している「基礎の習得」としては、この本のレッスン1~63(不定詞の前まで)をやってください。
ただ、一気にレッスン63までやると、最初にやったことを忘れてしまいます。
単元ごとに「復習タイム」というページあるので、ここまでやったら、また戻って復習してください。
そして、これを3回やってください。
【まとめ】「中学英語ひとつひとつ」の使い方
・レッスン1~63までやる(不定詞の前)
・1ページやったら音読
・「復習タイム」までやったら戻って復習
・レッスン1~63までを3回やる
英検4級過去問(長文読解)
単語と文法をやったら、次に英検4級過去問の読解問題を使って英文を読む練習をします。
3級は関係代名詞など中学英文法が仕上がっていないと読めないので(あと単語も難しい)、この段階では4級を使います。
英検4級は小学生が中学入学前に受かることも多いです。
でも、目指すのは合格するレベルではなくて、ちゃんと英文を読んで、余裕で答えを選んで、当たり前に正解するレベルです。
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ここまでくると、模擬テストで「わかる」問題が増えてきます。「できる」という手ごたえもあります。
こうなればしめたもの!
あとはパス単の3級へ進み、英文法の本の続きをします(不定詞以降)
以前は、やっても成果が出ない感じがしていたかもしれません。
でも、今はやったら結果が着実に出るイメージを持って勉強できると思います。
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今回は「英語が苦手」という場合の対処法をお話しました。
受験生(中学3年)の方は、自分のペースでやってみてください。また、中学1・2年生は学校で進んだところまでやると、定期テストでいい点が取れます。
応援しています^^ 牛込伸幸
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