「そろそろ勉強したら?」
「いい加減、勉強しなさい!」
中学生のお子さんが、
晩ごはんのあとも勉強する様子がなく、
テレビやスマホを見ていたら、
つい言いたくなりますよね。
テスト前や受験生なら、なおさらです。
でも、言われた子どもは、
「うるさいなあ」
「今やろうと思ってたのに」
という反応になることが多いのではないでしょうか。
声に出して言わなくても、
心の中ではそう感じているかもしれません。
では、言わなければ勉強するのかというと、
そう簡単ではありません。
だからこそ、親としては悩みます。
■ 「勉強しなさい」が逆効果になることがある
「勉強しなさい」と声をかけたとき、子どもに
「そうだね」
という雰囲気がないなら、
ぼくは言わない方がいいと考えています。
なぜなら、その状態で言っても、
・反発される
・親子関係が悪くなる
・余計なお説教に発展する
ということが多いからです。
親としては子どものためを思って言っています。
でも、子どもからすると、
「また言われた」
「見張られている」
「どうせ自分はダメだと思われている」
と感じてしまうことがあります。
これでは、勉強に向かうどころか、
ますます心を閉ざしてしまいます。
■ まずは「勉強しなさい」と言わないと決める
もし今、
言う
↓
反発される
↓
親もイライラする
↓
さらに関係が悪くなる
という流れになっているなら、まずは
「勉強しなさい」と言わない
と決めるのがおすすめです。
ポイントは「決める」ことです。
言おうか、言わないかで迷っていると、
結局言ってしまいます。
でも、最初から「言わない」と決めておくと、
親の方も少しラクになります。
もちろん、完ぺきにはできません。
つい言ってしまうこともあります。
そのときは、
「また言ってしまった。次は気をつけよう」
くらいで大丈夫です。
大事なのは、大崩れしないことです。
■ 親は「何とかしよう」としすぎてしまう
親が子どもに言いすぎてしまう理由は、
子どものことがどうでもいいからではありません。
むしろ逆です。
子どものことが大切だからこそ、
「何とかしたい」
「このままでは困る」
「早く変えなければ」
と思ってしまいます。
でも、この「何とかしよう」
という気持ちが強くなりすぎると、
言葉や態度がプレッシャーになってしまいます。
■ 急がないことも大切
勉強は、説明を聞いたら
すぐできるようになるものではありません。
「わかる」と「自分で解ける」は違います。
一度説明を聞いて理解したように見えても、
実際に自分で解けるようになるには、
繰り返しの練習が必要です。
ここで急いでしまうと、
・できないまま先に進む
・また分からなくなる
・自信をなくす
という悪循環になってしまいます。
勉強が苦手な子ほど、
急がずに小さく戻ることが大切です。
■ 結果を急ぎすぎない
少し成績が上がったときに、
「次はもっと上を目指そう」
と言いたくなることがあります。
もちろん、前向きな声かけのつもりです。
でも子どもの状態によっては、
「これじゃまだダメなんだ」
と受け取ってしまうことがあります。
まずは、
「がんばったね」
「前よりできるようになったね」
「続けてきた成果だね」
と、今のがんばりを認めることが大切です。
子どもが安心して達成感を感じられると、
次への力が出てきます。
■ 子どもは思っている以上に批判に敏感
中高生は、学校でもテストでも部活でも、
常に評価される環境にいます。
そのため、自己肯定感が下がっている子ほど、
少しの言葉にも敏感です。
親としては普通に言ったつもりでも、子どもは
「責められた」
「バカにされた」
「またダメ出しされた」
と受け取ることがあります。
特に、勉強で自信をなくしている子には、
「間違っても大丈夫」
「分からないところからやればいい」
「できるところを増やしていこう」
という安心感が必要です。
■ 親ができる一番大事な対応
勉強しない子への対応で大切なのは、
勉強させることより先に、関係を整えること
です。
関係が整っていない状態では、
どんな正しいアドバイスも届きません。
まずは、
・責めない
・急がせない
・認める
・見守る
・安心できる環境を作る
ここから始めることが大切です。
子どもがのびのびできる状態になると、
少しずつ話を聞けるようになります。
そして、分からないことを分からないと言えたり、
間違えてもやり直せるようになったりします。
■ それでも家庭だけでは難しいこともある
ただ、実際には、
・どこから勉強を戻せばいいか分からない
・親が言うと反発される
・子どもとの関係がこじれている
・勉強の進め方が分からない
というケースも多くあります。
そういう場合は、
家庭だけで抱え込まなくても大丈夫です。
第三者が入ることで、
子どもが素直に話を聞けたり、
少しずつ勉強に向かいやすくなることもあります。
家庭教師では、
つまずきの原因を整理しながら、
お子さんの状態に合わせて
無理のない形で進めていきます。
■ 最後に
勉強しない子に対して、
親ができることはたくさんあります。
ただ、それは
「勉強しなさい」と言い続けることではありません。
まずは、子どもとの関係を整えること。
そして、子どもが安心して勉強に向かえる状態を作ることです。
「うちの子の場合はどうしたらいいんだろう?」
と感じた方は、まずは状況を整理するだけでも大丈夫です。
※まだ検討段階でも大丈夫です
※無理な勧誘はありません


